PEUGEOTとTIDYの改造

「軽くて、早く走れて小さくて、電車に乗せて旅をする」


こんな自転車がないかなぁー「軽くて、早く走れて小さくて、電車に乗せて旅をする」私は子供のときから、これまで運動が大嫌いで、力を出すようなことは一切してこなかった。
そのため細くて、力もなく、何か動けばすくに息が上がる、平坦な湖畔を散歩する程度。自転車に乗ってみようと思うようになったのが2000年を迎えたときにPEUGEOTという少し変わった折りたたみ自転車に目が止まり乗り始めることにした。

見てびっくり、買ってびっくり、乗ってびっくり、という体験談がある。ここでは省略するが、折りたたみ自転車ははじめてみたので見てびっくり、1万円かと思ってこれ下さいと、なんと10万円、0を一つ間違えて買ってびっくり、乗って帰るのにハンドル操作は難しいし、ふらつことに乗ってびっくりということを体験した。

練習して電車と自転車のいいとこ取りの旅がしたかったが一度の体験で諦めた。その後12インチの自転車も買っては見たものの、今度は廿日ねずみがトレッドミルを漕ぐような走らない自転車を買ってしまった。後悔はしないが手を加えて何とか乗りやすくならないものかと、カスタマイズをはじめることにした。

PEUGEOTとTIDYの改造前の状態

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TIDYには外装変速機を取り付けてみました

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ブラシレスモーターで電動アシストも試みました

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これらはそれなりの効果を発揮し、これなら十分機能すると認められました。だがモーターおよび充電式の電池の重量が加算されると、とても運ぶことができないので将来、軽量のモーターと電池とかソーラー発電機が市販されるまで待つことにし当面はあきらめました。

カスタマイズに始まって、その限界からリエンジニアリングを試みた

オリジナルを改造しながらまったく別のイメージへと変化したプロセスの記録。

    • 1.シンプルな構造で軽量化
    • 2.片持梁という考えを導入
    • 3.前後の荷重バランス改善

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オリジナルと改造車との比較をご覧ください、ハンドルの傾斜角が異なります。
前後の荷重バランスをフロントよりにしたいがリアを新規に制作しないと出来ない。新しくリアセンターを500から600ミリメートル程度のものを新規に制作することにした。

これまで50キロメートルを超える走行ではお尻(坐骨)が痛くなる、という問題を抱えていたが、今回はサドルと左右の坐骨の支持端で受ける衝撃の受け方が明らかに違うように感じる。チタンチューブの場合まったく痛くならないことがわかった。

多分チタンのバネ効果によるものと認められる。いちど固有振動数を計って比較してみたい。桁に使う素材の特性の違いで、これほど大きな効果が現れるとは予想していなかった。
この成果は貴重な体験であり後のモールトンよりすぐレモン? の序章となる。

written by Niko

  • 最終更新:2009-04-03 09:53:45

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