組立キット(KitLegon)
KitLegon Design System 進捗状況
- 現在、自由発想・自由デザインを目的としたシステムを開発しています。自転車に必要なフレームの機能部品をいろんな種類について製作しておきます、あとは必要なものを取り出してパイプでジョイントすれば実用的に乗ることが可能なものになるのです。
- デザインモデルを製作するための部品群とそれらを組み合わせた参考例のスタイルブック、そしてCADを利用して図面と構造力学計算が可能なシステム検討しています。力学問題はFEMという有限要素法を活用します。数学が中心になりますが人手では困難な計算処理はコンピュータの発達により今ではPCを利用していろんなことができる時代です、誰もが簡単に有限要素法を利用できる時代です。
- 現在デザインシステムのうち機能部品の試作が進んでいます、4月26日にはデザインモデルの段階をご覧戴くことができる段階となりました。これは完成した作品というものではなくデザインをするためのツールの一つです。だが組み立てたものは乗って試すことができる程度の強度を配慮したものです。これをいろんな人がいろんな角度から検討し完成させていく過程の一つです。この結果をベースに次のステップでプロトタイプが製作されます、十分なテストを経て、最後に作品として完成します。
- 製作途上のKitLemon2009モデル
この自転車は、自由デザイン、フリーサイズのものを作る考え方の実現を目指したものです、体重40KGから90KGの人が乗れるようなものを提案します。自分のサイズに合わせて、リーチ、キャスターアングル、シートアングル、ホイールベースなどの角度、長さを可変にしたものを作ることができます。好みのパーツを組み込んでオンリーワンの自転車を作ります。
1. スケルトン図の作成
- 自由発想自由デザイン絵を描く 3つの作例を紹介します
2. デザイン画
- フレーム剛性や操縦特性、ステアリング配置等、デザインモデル製作に必要なデータを得る。
3. 設計・製作
- チューブを自分のサイズに合わせて加工する。あとはネジでとめるだけでフレームが出来上がる、実用的には軽くて壊れる一歩手前で安全が確保できるというものが必要です。フレームの撓みはは下記の図に示したよう電卓で簡単な計算で求めることができます。この自転車で重要なパラメタとなります、自分の好みに合う値を見つけ出します。
- 自分に見合うサイズ設定とキャスターアングルからトレイル長を決定することが乗りやすい自転車をつくる目安といえます。間もなくテスト用モデルが出来上がってきます。自由発想のモバイルバイク、一つの考え方として提案するものです。理論と製作実験から新たな設計法として取りまとめ、誰もがオンリーワンの自転車が作れるようなシステムを公開する計画です。
4.テストラン
- 組立てが終わり走行テストを行います。Kitregonはキャスターアングル、シートアングルが可変構造なので乗りやすさの適正値を実験で求めることができます、また乗り心地の特性値として自転車の固有振動数を測定し自分の好みに調節することも出来ます。いろんな要因分析の実験結果から、改良すべき点などを修正しプロトタイプの製作に進みます。
- 自転車のデザイン画(スケルトン図)をPCで描くとフレームの力学計算の結果を知らせてくれるシステムをこれから作ろうとしています。このシステムによってオンリーワンの自作自転車が作れるようになればお役に立つのではないかと思います。いろんな分野の知識と経験を求めています、扱うフレーム素材は、アルミ合金、ステンレス、クロームモリブデン、カーボン繊維等を利用します。
- 素材物性--材料力学--構造力学--流体力学--機械設計--加工技術--接着技術--板金加工--切削加工
- 精密鋳造--カーボン--実験計画--要因分析--力学試験--CAD--FEM
これらに関してご協力のお申し出をくださいますよう、よろしくお願いいたします。
5.組立て状況とテストラン
- 1.コンパクト「ミカン」12インチ
- 2.リカンベントSWB「サンダース号」20インチの分割式

- 3.レモン20インチの分割式(身長190cm体重90kg)キングサイズ

- 4.レモンのテストラン(2009/04/26)江戸川CR、ポニーランドに向かう
![005[1].jpg](/thumb/005%5B1%5D.jpg?1685315379)
- 5.ママレモンのテストラン(2009/04/29)水元公園

- 6.レモン18インチ分割式(女性用 身長160cm体重50kg)キャスターアングル可変の自転車(2009/04/29)水元公園

小径車はハンドル特性がデリケートです。乗り手に適したキャスターアングル、トレイルが存在します。この値を見つけることが重要です。2台のレモンで確かめる実験を開始しました。この角度は人により微妙に異なります。キャスターアングル可変の自転車が市販されているのでしょうか? 確かめてみようと思います、適正値を見つけてセットすると手放しハンドルで走行できます。
6.VIRUS EYE プロジェクトの提案 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何事も思考を文字とか数式、言葉で理論を展開するより実物をご覧に入れるほうが理解しやすく納得できる事がわかって来ました。KitLegonを活用すると素早くデザインモデルをご覧に入れることができます。早速、アイデアを具体化し実験して確かめてみようと企画・デザイン・製作を考えて見ることにしました、思考の可視化に挑戦してみようと思います。
- プロジェクト・コードネームは「VIRUS EYE」
●見たことあるか? ●ウイルスの眼! ●見たことが無い ●そうでしょう ●だからツクルンデス
それは、cdA=0.2を下回るもので、フロントシャフトドライブ、デュアルステアリングの24輪です。一般の人が出せる200W程度の出力でをケイデンス90rpmで時速40Km程度のスピードで走行できることを当初の目標にしてして製作します。さらに、コンパクトで軽量化(8kg、理想は5kg)を行い、最後にフルフェアリングで折りたたみ式のものを想定しています。
- プロジェクトは3つのワーキンググループで進める計画です
- 1.デザイン造型テストグループ:スタイリング、シートの機能デザイン(人間工学と人体運動力学)
- 2.フレーム設計製作グループ:駆動系、操舵系、安全性、テストランと評価(メカトロニクスと構造力学)
- 3.フェアリンググループ:空力解析とFEM(数学モデルとアルゴリズム、シミュレーション)
コラボレーションでで実現します、このテーマに参加ご希望の人を3人ないし、5人程度ののメンバーを募って実現します、定員になり次第開始します、興味のある方、参加ご希望の方はご連絡ください。
次世代自転車として将来、時速50Kmで走行できるものを目指して開始します、多分この作品が完成すれば自転車思考の旅のゴールとなります。その後は、まったく別のテーマの旅が始まります、再びそこでお目にかかるかもしれません。ご期待ください。
- 最終更新:2009-05-01 16:54:18