実用車(車椅子)

車椅子の実験車を製作

TasukeⅠ懇談会での提案に介護用自転車の必要性を訴える報告がありました、個人が企業に製作依頼をしてみました、そして製品が完成すればプロモートしてもと提案したが相手にされなかったという経緯があるそうです。

私たちは自由発想の自由デザインを指向しKitLegonという機能部品でいろんなフレームが作れるように検討中です。個人の趣味としての役割も必要だが、この機能を生かせば介護用自転車も製作できると思はれることから、ご要望をお聞きして私達が出来ることであれば実現したいと思い、用済みのリカンベントのフレームを利用して3輪の車椅子自転車のたたき台を作ってみました。

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Lemon2009と車椅子のドッキング(案)

実験結果から下記のような自転車とドッキングする案が良さそうだと判明。

http://wiki1.fc2.com/upload_dir/c/cyclelife/thumb_e6afec8f9810abccf77e1f922b171586.jpg

市販の車椅子として図のようなものがあります。これを細工してレモンのハンドル軸と接合して利用します。今回実験車を作ってわかったことをから、Lemon2009と車椅子のドッキング(案)がでてきました。前輪を外す、あるいは、そのままという方法を検討する予定です。これなら、レモンに接続するアダプターを製作することができれば実用的なものになりそうです。できるだけ軽量のもので且つ簡単に着脱できる機構を考えてみたいと思います、ご意見をお寄せくださいますように。

これまでの実験経過を整理すると


 1.基本的に実用的なものが製作可能であることの見通しがつきました
 2.車椅子に限定せず、3人乗り、荷物運搬などを含めた実用車として検討すべきだという意見があります
 3.そのためにはシートの交換が簡単にできる構造とする提案があります
 4.リアーキャリァは必需品として取り付けて欲しいという要望
 5.走行抵抗について平地では確認できたが坂道発進についての調査が必要
 6.現行のフレームはアウトキャンバーになっているのが問題
 7.それに合わせたホイールを取り付けることが必要であるとの意見
 8.それには16インチの片持ちハブかあるのでアダプタを製作してセットすることが望まれる。

以上の項目について方向性が決まり、それなりの加工を行えば実用的にも十分な性能にすることができるものといえます。

3人乗り関して[[「安全性に配慮した幼児2人同乗用自転車試作の最終報告」:http://www.jbpi.or.jp/_data/atatch/2009/03/00000313_20090317100844.pdf]]が(財)自転車産業振興協会から発表されています。

国の車椅子総合支援システムについて

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)1998年~99年の報告書には車椅子総合支援システムとして平成5~10 年度, 10 年度事業費 0.4 億円の予算があります。その概要は下記のとおり。

高齢者や身体障害者等ハンディキャップを持った人々が社会活動に参加する上で最も重要な課題の一つが屋外での移動の問題です。足腰が衰えたり麻痺した場合の移動の手段としては車椅子がありますが、車椅子には人体への適合性や公共空間での移動時の障害等、種々の問題を抱えています。このため、車椅子の設計・製造・使用等におけるこれらの問題に対して車椅子の適合性の向上や利用環境の整備を図るためのシステムを開発します。平成10 年度は、車椅子の処方・設計・製造支援システムの最終評価を行います。車椅子移動支援システムの第4 次試作機の安全性確保等の改良を行います。トータルシステムについては固縛法などの改良を行い、最終評価を行います。総合評価としては4 次試作機で総合的な評価を行い、車椅子処方データの蓄積を行います。


「車椅子総合支援システム」 という医療福祉機器技術研究開発(福祉機器)評価委員会で取りまとめられた資料があります。

既に10年が経過していることから実用的なものが利用できる環境があっても不思議ではありません、現状は如何でしょうか、市販車にはいろんな機能のものがあります、この中に適したものがあればそれを入手するのが近道です、無ければ利用者が納得できるものを作ることに価値があるものといえます。今後、ご期待にこたえられるものを考えてみたいと思います、ご支援くださいますように。

  • 最終更新:2009-05-01 16:30:32

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